コンビニ人間から学ぶ普通という奇妙さ

今年読んで衝撃を受けたのが、「コンビニ人間」という本であった。

 

コンビニという空間の中で、異常な人として出てくる主人公と、対比して一般的に普通の人として出てくるコンビニの店員たちが織り成す話である。

内容としては短めで、ほとんどがコンビニという空間の中での話がメインとなる。

 

この本は、普通というものがいかに奇妙なものであるかがとても表現されている。

読み終わって、社会の常識や普通という概念についてとても考えるようになった。

そして、自分は異常な人として出てくる主人公にも共感できる部分があった。

 

本が苦手な人でも、短めな内容なので読みやすいと思う。

そして読んだあと、普通というものがいかに奇妙で不気味なものかを感じると思う。