仏像を鑑賞するポイント

大学時代から仏像鑑賞が好きになり、京都を中心に色々と巡っているアラサーです。

今回は、仏像を鑑賞するときに知っておくと役に立つポイントを書きたいと思います。

 

仏像には大きく分けて、4種類のタイプの仏像があります。

如来、菩薩、明王、天の4種類です。

 

如来

お寺の中心でどっしりと構えられている方は、概ね如来像です。奈良の大仏を想像して頂ければわかりやすいと思います。

如来は、悟りを開いた方です。阿弥陀如来や、薬師如来等がいます。

特徴としては、姿は簡素な服装(布を巻いたような姿)で、頭がパンチパーマ(螺髪)のようになっています。(大日如来は、派手な姿のものもあります)

 

②菩薩

如来の脇に立っている方々は、菩薩と呼ばれる方たちです。

菩薩は、悟りを開くために修行をしている方です。観音菩薩や、地蔵菩薩(お地蔵さん)等がいます。

特徴は、服装は簡素ですが装飾品を身につけていることが多いです。また、手が千本ある千手観音や、頭に馬の顔がついている馬頭観音等、特徴的なものも数多くあります。

 

明王

顔が怒りに満ちていて、場合によってはバックに炎をまとっているのが、明王です。

明王は、怒りの力で人々を救います。剣や縄を持っており、救いようのないものであっても縄で引きずってでも救おうとされます。

不動明王や、愛染明王等がいます。

 

④天

インド等の神様を日本に取り入れたのが、天と呼ばれるものです。

武装しているものが多く、如来や菩薩を守るように外側に配置されていることが多いです。

毘沙門天や、四天王等がいます。

 

ざっくりと説明しましたが、以上が大まかな特徴です。

 

仏像には様々なものがあり、ここで説明したものに当てはまらないものもあります。

機会があれば、また書いていきたいと思います。

 

最後に・・・

仏像を鑑賞するときは、自分の内面も見つめながら鑑賞していくと色々と発見があります。

様々な仏像があるのは、様々な人の救いの形や願いがこめられているからです。その思いを感じながら、又自分自身と対話しながら鑑賞してみてください。